今年最後となる奇数月恒例の別府日本酒を楽しむ会が11月9日(水)に、いつもの小菊さんで開催されました。
今回のテーマは「じっくり味わいたいお酒」。
44回を迎え、また幹事を交代して参加メンバーも発足当初からはすっかり入れ替わり、新たな顔ぶればかりになってきましたので、まずは立ち上げ時よりご参加いただいている菅さんより日本酒を楽しむ会の歴史を会の冒頭でお話ししていただきました。
これまで数々潰していった(?)会場となったお店のお話、こじんまりとしていた会の頃のお話など。今では参加希望多数のためお断りしなければならない幹事としては嬉しいような心苦しいような悩ましい会になってしまいました。
まだまだ至らないとは思いますが、皆様、暖かくご指導くださいませ。
ご挨拶も終わった所で、11月の日本酒を楽しむ会スタート!
今回のお酒は山廃を中心に5種類。
- 義侠 特別栽培米60% 山田錦60%精米 愛知県 17BY
- 松の司 山廃純吟心酔 山田錦55%精米 滋賀県 18BY
- 奥播磨 山廃純米斗瓶取り 夢錦55%精米 兵庫県 18BY
- 亀の井 山廃純米生原酒 レイホウ60%精米 大分県 19BY
- 鷹勇 生もと純米 強力60%精米 鳥取県 20BY
今回も年の最後に素晴らしいお酒をご準備していただいた田染荘の津田さんからお酒の説明。
山廃もと 山廃もと酒母は、まず硝酸還元菌が増殖し水中の硝酸を亜硝酸に変えます。
これによりバクテリア類が死滅し、この状態で乳酸菌が増殖します。乳酸菌が乳酸を作り、phを酸性にして行きます。これにより硝酸還元菌と野生酵母が死滅し、乳酸菌も自らが作った乳酸により死滅します。この乳酸酸性条件下で増殖できるのは清酒酵母のみです。ここで清酒酵母を植菌して健全に増殖させゆきます。
生もと系酒母のなかで、蒸米を櫂によってすりつぶす”山卸し”という工程を行うものが「生もと酒母」、山卸しを行わないものが山卸し廃止酒母、即ち「山廃酒母」です。
今回は全体的に酸味の強いお酒が多かったです。
一番好きなのは義侠でした。松の司好きななのに珍しい。
今回も小菊さんのお料理は素晴らしかったです。
イチジクのコンポート、おいしかった!
ヒラメのお刺身。歯ごたえがあって新鮮でした!
鱧のお吸い物には蓴菜が入っていました。
不思議食感が大好き。
あっさりとした味わいの中にカボチャと里芋のホクホク感と瑞々しさが同居した絶品の煮物。
小菊さんの玉子焼きは絶品!
もちろん焼き魚もおいしかったです。
なすの田楽の上には里芋が!
天ぷらのエビはシッポまでおいしく頂きました。
おいしい日本酒とおいしいお料理、この日もみんな楽しみました。
この日もたくさんの笑顔をいただきました。
来年もみなさんよろしくお願い致します!
小菊
【住所】〒874-0901 大分県別府市中島町17-30
【TEL】0977-24-6306
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