昨年の12月、自分自身へのクリスマスプレゼントと無理矢理な理由をつけて、ずっと欲しかった付け替え輪針のセット「匠」輪針セット〈コンボ〉を買ったのでその使用レポート。
付け替え輪針とは、1組の編み針をコードで繋いだ輪針の、コードが付け替えられるというもの。
輪編みやセーターなどの大物を編む時に編み針を何本も継ぎ足さずに編めるというとっても便利な道具なのです。
輪針を使っての平編みはもちろん、最近ではマジックループという手法でミトンや靴下などの小物も輪針一本だけで編めちゃいます。
輪針の使いやすさにすっかり開眼し、付け替えではない「匠」の輪針を愛用していたのですが、コードが太くてマジックループには使いにくい。
色々調べてみるとCloverから竹針で有名な「匠」の付け替え輪針のセット〈コンボ〉が出ていて、Amazonのレビューも高評価。
針が1組ずつ12種類、付け替えコードもサイズ違いで5サイズ、ストッパー、とじ針、ヤーンカッター、収納ケースがついて1万円以上と結構な出費なので、購入をずっと悩んでいたのですが、少しずつ編み針を買い足すよりも一気に輪針で揃えた方がお得だと判断して購入しました。
購入を決意したものの、大分の手芸店にはもちろん置いている所はなく、Amazonで購入することに。
けれど、決断したのが12月と編み物のベストシーズンのため軒並み在庫切れ。
楽天の方を探してみるとようやく1件販売しているお店を発見して購入できました。
丁寧な梱包に一安心。
ヤーンカッターは針や毛糸と一緒に保管ができてとっても便利。
ハサミだといつの間にか刃が開いていて、毛糸を切ってしまったりという事故がたまにありました。
近くにおいて置くことでいざ使いたい!という場面で探し回ることもなくなりました。
届いたばかりの輪針の検品もかねて試し編み。
編み針とコードの接続部分は金属製でねじ込み式になっています。
繋ぎ目は滑らかで、毛糸のひっかかりはなくスムーズ。繋ぎ目部分が回転するのでコードが捻れたりもありません。
ちょっと残念だったのは、やはりネジ部分が編んでいるとゆるんでくること。
私はレフトハンド(コンチネンタル式)なせいか、右側の針ばかりが緩む感じです。
この点は時々気を付ければ良いかな。
匠の通常の輪針とコンボの針を並べて比較してみました。
写真上が〈コンボ〉、下が通常の匠の輪針。
コンボの方が若干短めです。
匠の通常の輪針に慣れている人にとっては針が短いと感じてしまうかも。
私は手が小さいので逆にコンボの方が使いやすく感じましたが、こればかりは手の大きさや癖など使う人によるかも。
匠コンボを使い、マジックループでミトンを編んでみた感想ですが、コンボの方がコードが細く、柔らかく、しなやかで編みやすい!
太さを比べて見ても一目瞭然。
写真左は通常の匠の輪針、右はコンボです。
マジックループ派にはオススメです!
ストッパーはあまり使うことがないかも?と思っていたのですが、同じ針で他のものを編みたくなった時に休ませたり、持ち歩く際に針をケースに保管しておけば折れる不安もなくて安心でした。
まだ使い始めたばかりなので耐久性などの判断は付きませんが、これまで使ってきた匠の耐久性を考えると針自体は大丈夫そう。
ねじ込み部分の耐久性はまだ未知数なところです。
ただ、日本のメーカーなので修理してもらえるという安心感があるので、まずは匠の輪針セットを揃えて、それから海外の輪針に手を出すというのも良いかなと思いました。
願わくば3号以下の針を増やしてくれて、さらにバラ売りにしてくれるととっても嬉しい。
ピンバック: すっかり愛用、切り替え式竹輪針セットCarryC Long(キャリーシーロング) | qmori