編み物関連の新作本は必ずチェックするようにしているのですが、編み物のエッセイが発売されたと知り、早速購入しました。
ニッターの林ことみさんによる編み物エッセイ「おしゃべりKnit」。
林さんの持つ編み物のツールコレクションの紹介や2000年に開催された「北欧ニットシンポジウム」に参加した事やそこで出会った北欧の編み物事情や珍しい編み地の紹介など、編み物好きにはたまらない内容ばかり。
ツールの紹介は見た事の無いものも多く、かなり物欲を刺激されてしまいました。
紹介されていたクローバーのヤーンカッター(単品では日本未発売)はかなり欲しくなってしまいました。
日本で手に入れる唯一の方法は「匠輪針セット〈コンボ〉」を購入するのみ。
ちょうど輪針も各号数揃えたいと思っていた所だったので、買ってしまいました…。
本の中で、一番興味深かったのがレフトハンド(コンチネンタル式)とライトハンド(イギリス式)についてのお話。
私自身は幼い頃に教えてくれた祖母がレフトハンドだったため、同じくレフトハンドなのですが、ライトハンドもマスターしたいと思っていた所。
編む対象によって使い分けたり両方使ったりするという考え方に納得。
映画やドラマなどの映像、小説などに出てくる編み方への観察眼も興味深かったです。
他に各国の作り目や伏せ目の話、日本式のチャートと海外の編み方を文章で紹介する方法のそれぞれのメリットデメリットについてなど、一度色んな人に考えを聞いてみたい内容ばかりで、とっても大満足な本でした。
編み物好きの方にはぜひ読んでいただきたい本です。
おしゃべりKnit
(読む手しごとBOOKS)
林ことみ
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