おいしい映画とおいしい本

すっかりHuluばかり観るようになってしまって、DVDレンタルをしなくなってしまっていたのですが、久々に映画DVDをレンタルしました。
観たのは「ジュリー&ジュリア」という作品。
メリル・ストリープがとってもチャーミングで魅力的でした。
原作はジュリー・パウエルのブログを書籍化した「ジュリー&ジュリア」。
20世紀にアメリカの家庭料理に革命をもたらしたジュリア・チャイルドと、そんなジュリア・チャイルドを敬愛し、彼女が書いた「Mastering the Art of French Cooking Volumes 1 & 2 (Two Volume Slipcase」というフランス料理の本の524のレシピを1年かけて制覇する「Julie/Julia Project」というブログを書くジュリー・パウエル、2人の生活や人生が交差する実話を元にした作品です。
ジュリー・パウエルの原作を元にして作られた映画なのに、ちょっとジュリーに対して批判的な内容だったのには驚きましたが、美味しいもの食べるのが好き、お料理が好きという方は気に入る映画です。
この映画を見ていて、ジュリーにとってのジュリアのような人って私には誰が当てはまるだろう?と考えていて、思い浮かんだのが沢村貞子さん。
女優でありながら、エッセイストとしても有名な彼女の作品の中で一番大好きな本が「わたしの献立日記」です 。

毎日の献立を日記として書きながら、日々の事、美味しいものを食べる事、料理に対する想い、仕事への想いなどが綴られています。

母が急に倒れ、家族のために料理を作り始めたばかりの頃、毎日の献立に頭を悩ませ、同じ日の沢村さんの料理を参考にしたりしていたので本は付箋だらけです。
毎日のことだから、飽きさせず、季節感を出せて、食べなきゃいけないではなく食べたいと思わせる献立というのは考えるのはとても難しいものです。
この本には美味しい物を食べたい、美味しい物を家族に作りたい、そんな気持ちを奮い立たせるものがたくさん詰まっています。
大切で、大好きな本です。

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